緊急政策提言-1 停電を回避する画期的な方法。

今日は停電が起きるのかとなんとなく不安な毎日を送っている人は多いと思います。そして、停電対象地域では住宅だけでなく生産施設も一気に停止し経済的にも大きな影響を受けています。

では計画停電をせずに電力消費を減らす方法はないのでしょうか?

実はあります。しかも簡単に。

節約好きな日本人が思いっきり過剰に電力を消費している場所があるからです。
それはオフィスビルの事務所内です。

通常、オフィスビルの照度の設定は机上で700ルクスから1200ルクス位あります。
一方、住宅の居間は300ルクスから500ルクス程度です。

私は以前から日本のオフィスの照明は明るすぎるのではないかと思ってきました。
最新のオフィスの設計では机上で1200ルクスの天井照明があり、さらに各デスクのライトがあり、その上自ら発光するパソコン画面を見て作業をしています。
これはあまりにも過剰ではないでしょうか?

自宅の居間で普通に新聞や本を読んでいるお父さんが、なぜオフィスではあそこまで明るい環境にいなければならないのでしょうか?
これは必要なのではなく何かオフィス空間が均質に明るくならなければならないという暗黙の常識に支配されているだけなのです。

従って答えは簡単です。全オフィス内の照度を机上で500ルクス程度に抑えればよいのです。

よく待機電力を抑えるためにコンセントをはずせなどと報道していますが正直これは微々たるものですし、使用する場合はどうしようもありません。

オフィスの天井照明をこの程度減らしても業務に影響があるということは全くないでしょう。なぜならヨーロッパのオフィス環境と同程度になるくらいだからです。

また対策も非常に簡単です。多くのオフィス内の照明は棒状の蛍光灯ですので半分程度をとりはずせばいいだけです。そうすれば定常的に電力消費を抑えることができます。

そして都内でも近郊でもオフィスは膨大な数あります。
この効果は大きいでしょう。

ぜひ検討をしてほしいと思います。