政策提言-2 高速道路無料化を支持します。

民主党政権が誕生しました。
その公約のひとつが高速道路無料化ですが、意外に現在国民の支持は受けていないようです。
私は仕事がら車でよく地方までいきます。例えば新潟などは関越道を使って今まで合計200往復くらいはしていると思います。
東北自動車道をつかって青森までいったことも数度あります。その他関東周辺地域も日常的に高速を利用しています。

有料か無料かを問う前にまず、日本の高速道路料金がいかに異常な高さかを国民が理解する必要があります。
各国とも無料区間と有料区間がありますが、ドイツやアメリカはほぼ無料、フランスとイタリアの有料区間も日本の1/3から1/4程度です。

こうした国民生活からはるかに離れた料金体系の結果、巨額の資金を投じ建設した高速が地方でほとんど使われないという状態をつくっています。

以下は私の実体験です。
1)新潟では高速とバイパスがちょうど平行に走っています。バイパスはかなり混雑している横で高速は常にガラガラ状態です。おそらく地元の人々の消費感覚からしても利用できない料金なのでしょう。いったいこの高速は何のためにつくったのかと素朴な疑問がわいてきます。

2)また青森にいったときは、30分くらい進行方向も対向斜線も全く他の車に出会わなかったことを記憶しています。普通に平日の昼間です。

利用されない道路を建設することほど、非効率なことはないのではないでしょうか?なぜなら経済波及効果がゼロですから。

民主党政権の高速無料化政策を推進していくには、今までの高速道路建設と料金体系の非常識さを国民ひとりひとりが再認識していくことが必要であると思います。そして「日本の常識、世界の非常識」の殻をやぶっていくことが国民に求められています。